熊本の南部に位置する八代地域は、全国のトマト出荷量の30、40%を占め、日本一のトマト出荷量を誇ります。
この地域は干拓地が多く、塩分を含んだ土壌でミネラル分が豊富。その土壌で育てられたトマトは、糖度5度前後で甘く、特に8度以上のトマトを「塩トマト」としてブランド化しています。また、八代地域のトマトは、品種にかかわらず「はちべえ」トマトという名でも知られています。
これまで廃棄されていたトマトに、
乾燥野菜やレトルト食品として
新たな価値を。
八代地域の専業農家の集団として設立後、農業組合法人として約50年になる農業法人八協連さん。この選果場には、八代地域の約60戸の農家さんが収穫した、トマト、アールスメロン、パプリカが季節ごとに運び込まれています。
トマトに関しては、10月から6月まで収穫が行われており、ピーク時には選果場に一日で約72万個のトマトが集まります。熟れすぎ、不揃いな形、キズがついているなど、選果場に持ち込まれたトマトのうち、選果ラインで規格外とされたものは、そのまま廃棄処分になっていました。割合としては少ないものの、一日平均で約360,000個のトマトのうち、約1,200個が規格外で廃棄されていました。
規格外となったトマトは、各農家さんに返され、ほとんどが畑にそのまま棄てられていたと言います。農家さんにとっては「廃棄するだけのトマトを持ち帰る時がいちばん心苦しい」という声も聞かれました。規格外となったトマトとはいえ、「はちべえ」トマトとして愛されている八代地域のトマトです。
2018年からHOSHIKOが取り組んでいる「トマトロジープロジェクト」に賛同いただいている八協連さん。収穫時期に毎日出る廃棄処分のトマトを提供いただき、その日のうちにHOSHIKOの工場に運び、新鮮なうちにカット・乾燥加工を施し、乾燥野菜HOSHIKOにしています。これまで廃棄処分していたトマトのほとんどを乾燥野菜、乾燥野菜を原料にしたレトルトのカレーに展開することで、フードロスを減らす取り組みにもつながっています。
トマトの旨みがギュッと詰まった
グルテンフリーのキーマカレー。
野菜の旨みをギュッと凝縮した乾燥野菜でつくったカレーに、トマトロジープロジェクトのトマトをプラスし、さらに濃厚な旨みを味わえるキーマカレーに仕上げました。とろみには、熊本県産のれんこんをすりおろしを使用し、グルテンフリーを実現。添加物を加えず、素材の旨みや、甘み、スパイスの香りを楽しめる一品です。
HOSHIKO + 農業組合法人 八協連
熊本県産はちべえトマトのキーマカレー
- グルテンフリー
- 添加物不使用
乾燥野菜の凝縮した旨みと甘み、そして熊本のブランド豚である「りんどうポーク」を、スパイスで仕上げた本格派キーマカレー。とろみには、熊本県産のれんこんのすりおろしを使用し、小麦粉を一切使わず、グルテンフリーを実現しました。
HOSHIKO + 農業組合法人 八協連
乾燥野菜HOSHIKOトマト
トマト特有の旨みが乾燥加工を施すことで、じっくりギュッと濃縮。炊き込みごはんや、オイル漬け、スープなど、幅広い料理に活用できる乾燥トマトです。トマトの出荷量日本一の八代地域のミネラル分が豊富な土壌で育てられたトマトが、料理の旨みをグッと引き上げてくれます。